5領域の内の健康に含まれる体感の為の活動で成長できた子供の例

この子は活発な様に見えて、臆病なところがありました。

痛い、高い、怖いといった感情と、好奇心とでせめぎ合い、結果アスレチックなどでは、誰かが手を繋いであげないと怖くて自分だけでは楽しむことが出来ない状態でした。

それは、登る、足で踏ん張る、手で掴む、手で引き寄せるといった事の身体の使い方のバランスが悪かった事が、1つの大きな原因でした。

だから、最初は上記のような鎖で出来た登る器具も、とても揺れてしまって上まで登れず、ちょっと登るくらいで諦める傾向がありました。

繰り返し、繰り返し少しづつ、全身を使ってバランスをとる事や、手でしっかり掴むという事、また、履いている靴の裏で、鎖をしっかり感じながら、足を踏ん張る方法がわかってきたことで、イカの画像の様に、高いところまで自分のちからだけで登ることができるようになりました。

女性スタッフ
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これも1つの成功体験!やればできる!という気持ちをまた少し大きくできた瞬間でした。

もちろん、落下などにならないように、見守りながら活動は行っています。

体感を鍛える事で、このように、足場の悪いアスレチック的なところにも、平然と立つことが出来ていますし、平気で渡ることもできるようになりました。

また、縄跳びもジャンプする高さが足りずに連続で飛ぶことが難しかったのですが、しっかりと縄跳びができるくらいの高さのでる飛び方ができるようになりました。

最初の頃は、縄を回す腕の回転と、ジャンプするタイミングも合わず、別のことに気が向いてしまう感じだったのですが、それでも頑張って続けてきたことにより、この様に楽しく飛べることが出来ています。

 

女性スタッフ
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見違えるように楽しく笑顔で楽しんでいる姿を見ると私達もとても嬉しく思います。

 

今後は、この縄跳びを、長く飛び続けるという事にチャレンジする事になると思います。

女性スタッフ
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また、年上のお兄ちゃん達とも、一緒に活動することで、人に慣れる事や、みんなとタイミングをあわせて飛ぶという事も体験できたことで、ますます、体を動かすことが上手になっていくと思います。

また、このお兄ちゃん達からすれば、年下の子と一緒に過ごすことで、年上としての自覚や、お世話をして気を使うという事も体験出来ています。

長縄跳びではその飛ぶタイミングを教えてくれるある意味先生でもあるわけです。

男性スタッフ
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年下の子は、年上の子から学ぶ事がありますし、その逆も当然あるわけです。

一般の方や大人からすると、これくらいは、普通にできるでしょ?と思う方も少なくありませんが、本人たちにとっては、些細なことも、嬉しいし、褒めてほしい。

その中で、少しづつ心の成長と、身体の成長が行われていくわけです。

放課後等デイサービスや、発達支援を受ける子どもたちがクリアすべき事は、過去の自分に負けないようにすること。

焦っても何も解決はしません。

 

女性スタッフ
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だから、会話をして、寄り添い、些細なことも可能な限り予測、または予想し、想像し子どもたちと向き合います。

そして、その心と身体のバランスを取るために、ルールがあったり、守らなければいけない事の大事さを、私達指導員が行っています。

キッズハウススマイルでは、屋内だけでなく、屋外での活動についても、計画を立てて行っています。

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